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【書評】10年後の仕事図鑑を読み反省した

 「子どもには薬剤師の資格を取らせる。」

先日、子どもを産んだばかりの同僚が言っていた言葉です。

薬剤師はどこの地域に行っても高額の時給で働ける人気の職業のため、その気持ちはよくわかりますが、この言葉を聞いた時に私が気になったのは『AIがもたらす未来の社会』がどうなっているかでした。

 

『AIは人間の仕事を奪う』と漠然とした不安が社会に蔓延しています。かくいう私も現在の自分の仕事はAIで代替されやすい業務内容であると感じており、不安に感じております。

この不安に対して堀江貴文さんと落合陽一さんが「10年後の仕事図鑑」の中で厳しく、的確にAIがもたらす社会への影響と個人としてどうあるべきかを、ご自身の考え方と身辺の方の状況を通して分かりやすく説明してくれています。

 

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

 

 

ちなみにタイトルは図鑑とありますが、内容は全くそういったものではなく、むしろ二人の仕事哲学的な内容です。

 

こんな人にお奨め

10~20代の若い世代

これから就職活動をする人も既に社会人の人も是非一読してほしい内容です。特にサラリーマンになった人は会社にしがみつくのではなく、「個人」としての価値の向上の重要性をわかりやすく説かれていますのお奨めです。

 

20~30代の子育て世代

 30代の方は自身もAIによる社会システムの変化の波の中にいることに加え、子どもの将来を考えるうえで、教育についての在り方や考え方に影響を与える内容ですので、読んで損はないはずです。

 

AIは仕事を奪うのか?

早速の本題ですが結論としては「仕事を奪う」とのこと。そしてそれは「コストの高い仕事」や「社会的問題になっている仕事」から順次AIに置き換わっていくだろうと意見されています。

市場原理の点からも自然であり、実際に高齢者介護の展示会などではロボットや介護アシストの開発が進んでいることを私も目の当たりにしているので、実感とともに呑み込むことができるものでした。

 

この介護問題のようにAIで仕事を奪われることで救われる業界もある一方で事務職や公務員といったAIに代替されやすい業務に加え、弁護士、 公認会計士などもコストの高い職業として、今後減少していく職業として分類されております。

重要なのは AIを用いて何をすべきか、もしくはAIにより効率化されて空いた時間で何をすべきかが重要となります。

 

私たちはどうあるべきか

この件については堀江さんと落合さんで意見に若干の差異があるように感じられました。堀江さんは好きなことに没頭し、専門バカになれと意見されており、さらにリスクヘッジとしての副業については意味がないと断じています。

それに対し落合さんは機械により新しいものは模倣されてしまい陳腐化するリスクも踏まえ、複数の趣味を持つことをすすめています。

 ただしお二人の意見は結局のところAIで効率化され、空いた時間を使って『自分の信用(価値)を貯めろ』に帰結します。

 

未来における価値

お金はもともと価値を交換するためのツールに過ぎず、今後は個人の信用を担保に価値交換がなされていく手段やシステムが進むと予想されています。

現状でもvaluクラウドファンディングといったサービスで個人の信用に価値・価格がつき始めていることがわかります。つまり、ほかの人がもっていない知識や経験、人脈、強固な信頼関係が重要となっていくと述べられております。

 

私も含め多くの人は「自分にはそんな知識も経験も人脈もない」と考えるのが普通かと思います。それは自分の価値を気付いておらて発信出来ていないだけなのかもしれませんし、本当に知識と経験が不足しているだけなのかもしれません。

 

今できること

現代はインターネットの発達で情報を簡単に仕入れることができるようになりました。一方でインプット過多となりすぎて仕入れた情報を噛み砕き自分の頭で思考することとが不足しているため、そこを見直す必要があります。

 

思考のトレーニングに効果的なことは継続的に情報を集め、思考し、発信し続けること。 (発信はSNSでもブログでもなんでも良い)

 

 最後に

冒頭で私が疑問に感じていた「果たして10年後も薬剤師は魅力的な職業なのか?」という問いに対する本書の答えは「そんなことを気にする意味などない。」です。

重要なことは時代を見据えて変化し続けること。子供には出来るだけ自分の古い固定観念を取り除いた、様々なことにチャレンジ出来るような環境作りを心掛けていきたいと思います。