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となりのトトロから学ぶ父親の子どもとの向き合い方

風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し

 いずれも甲乙つけがたいスタジオジブリの名作ですが、みなさんはこの中でどの作品が一番好きですか?

私のおすすめはとなりのトトロです。

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 © 1988 Studio Ghibli

(この女の子だれですか? )

 

 37歳にしてとなりのトトロで泣いてしまう

 先述した作品の中でも一番の子供向けとも思える「となりのトトロ」のとあるシーンで、37歳のおじさんの私は泣いてしまいます。

それはサツキがトトロにメイを探してもらうよう泣きながらお願いをするシーンか、もしくは無事再会することができたメイから出た「ごめんなさい」のセリフのシーンでしょうか。

 

どちらも違うんです。(勿論このシーンも心に響きますが)

 

それはこの会話のシーンです。

メイ「ほんとだもん! 本当にトトロいたんだもん! ウソじゃないもん!」

父親「うん。お父さんもサツキも、メイがウソつきだなんて思っていないよ。」

父親「メイはきっと、この森の主に会ったんだ。」

父親「それはとても運がいいことなんだよ。でも、いつも会えるとは限らない。」

 

 初めてトトロと遭遇したメイがいつの間にか寝てしまい、目覚めた後の父親との会話のシーンです。

 

なぜこの地味なシーンで泣いてしまうのか

この父親は本心ではトトロの存在など信じられないであろうに、必死に訴えるメイの様子を見て、茶化したり否定もせず、受け入れた上でさらに優しく慰めています

 

この子供の話を聞く姿勢に感動してしまうのです。

 (この文を書きながらも涙ぐんでます。)

 

さすがに現実で「トトロに会った」と子供に言われても、信じることは出来ませんが、何故そのようなことを言ったのかの背景を知ることが大事だと思います。

 

たとえそれが嘘で親の気をひきたいだけだったとしたら、それは子供が愛情に不安に感じているサインかもしれません。

また頭ごなしに否定してしまうと子供は「信じてもらえないから、話すのを止めよう」という考えになっていってしまうと思うのです。

 

それを私が思う理想的な形で対応しているのがこの父親なのです。

 

 子供にとって何か特別なだったことや経験を伝えようとしているはずなので、私も 頭ごなしに否定せずにまず聞いてあげたいです。

 忙しい時などはゆっくり聞いてられなくて聞き流してしまいがちなので気をつけます。

 

 

上で紹介した会話以外にもすばらしいシーン

父親「こりゃ、マックロクロスケだな。」

サツキ「マックロクロスケ? 絵本にでてた?」

父親「そうさ。こんないいお天気に、お化けなんか出るわけないよ。」

父親「明るい所から、急に暗い所に入ると、目が眩んで、マックロクロスケが出るのさ。」

 子どもを怖がらせないよう、絵本のキャラクターになぞらえた言い回しをしたうえに、科学の知識を合わせてやさしく説明してくれています。

 

メイ「お父さん、お家ボロだから潰れちゃうよ。」

父親「ハハハ… 引っ越したばかりで、潰れるのは困るな。」

サツキ「ハッ。」

父親「ワッハッハッハ… みんな笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから。」

父親「ハッハッハ…」

メイ「メイ、こわくないもん。」

サツキ「ハッハッハ…」

メイ「こわくないもん。」

サツキ「エヘヘヘ…」

メイ「きゃあ。」

父親「ガオー! ガオー!」

 笑う門には福来る。父親も本心では家の強度に不安を覚えながらも、笑うことで暗い空気を吹き飛ばし、安心感を与えています。

 

草壁家父の子どもとの向き合い方、姿勢 まとめ

  • どんな話にも耳を傾ける子供を尊重した姿勢
  • ユーモアを交えながら、子供の不安や恐怖を取り除く優しさ

 

最後に 

子どもの頃に観たトトロよりも、大人になってから観るトトロの方が、面白さがよくわかります。むしろ宮崎監督は大人向けで作ったのではないかと推察してしまいます。

是非、大人になって子どもが生まれてから見ていないという人は もう一度見てみてください。きっと新しい感動があるはずです。

 

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 おしまい